【子供服】ラプンツェル風のドレスを作ってみた【無料型紙Size:90〜120】

プリンセスブームな3歳の娘へ…
ラプンツェル風のドレスを縫いました🏰👸💇
娘から、
「ラプンツェルが着てみたい…」
とリクエストを頂き、ついにディズニープリンセス来たーーーッとテンション最高潮のまま制作しました💃
まずはパターン作りから。
スクエアネックは、開き過ぎないよう。
程よいウエスト位置と、スカートは豪華に、プリンセスらしいシルエットを意識しました。
じつはディズニーランドへ行く予定があり、その時に着せてあげようと仕立てたんです。
(リクエストを貰うまでは、ココのワンピース(リメンバーミー🎸)を作ろうと思っていたのですが、それはまたの機会に…)
そうして、完成したラプンツェルのドレスがこちら🪄︎︎

ラメ糸ジャガード生地をメインに、オーガンジーを重ね、編み上げ、BIGパフ袖、チュールフリル、ホースヘアテープ…
原作になるべく近づけつつ、これでもかと娘が喜んでくれそうな要素をたっぷり詰め込んでみました。

袖は、Twitterでさつきさんが作られていた白雪姫のドレスを参考に、タック&ギャザーでふっくらと。
生地単体だと潰れてしまうふくらみは、タックの裏ひだパーツにチュールを重ね、厚みを出すことで形状保持しやすいようにしました。
さて、このパターン。
Twitterでも反響を頂き、折角ならばと、無料公開させて頂くことにしました✨
サイズ展開は、
【90〜120】になります。
そしてごめんなさい…
参考レシピはありません!!(チーン!!!)
年末のタスクがあれこれ山積みで、、パターンだけでも活用してくださる方がいたら嬉しいなぁ…と。
もしかしたら、クリスマスドレス制作のお役に立てるかもしれない…と、いそいそパソコン作業して今に至ります💻💦
(いつか、ワンピースドレスの詰め合わせパターンを販売できるといいな…)
参考レシピほど詳しい解説はありませんが、制作中の写真とポイントを記録しておきます。
少しでもご参考になれば幸いです😊
型紙
印刷時は、等倍設定(用紙に合わせない)、倍率100%に設定。
印刷後に、5cm目盛の長さが合っていることを確認してください。
※当サイトの無料型紙は、ハンドメイド作品として販売することを禁止していません。ただし、販売した際のトラブルにつきましては補償致しかねますので、ご了承ください。また型紙の著作権は放棄していませんので、法律によって定められた範囲を超えて、型紙を複製、配布、型紙の商用利用をすることは禁じると同時に、著作権表示の削除を禁じます。 また、本ページの情報に基づき訪問者の皆様にいかなる損害が発生した場合でも、管理者は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
《ラプンツェル風ドレス》と名付けましたが
各パターンの特徴を挙げますと、
- スクエアネックの身頃
- タック入りBIGパフ袖
- 全円フレアスカート
- ウエスト3倍ギャザーのレイヤードスカート
と言った具合です。
もちろんアレンジで活用して頂くのも大歓迎なのですが…
Twitterへ載せる際は、”@muu2275″とメンションを付けてくださると、非常に励みになります😢
裁断
必要な用尺の計算は…ごめんなさい!!
ありません!!(チーン!!!)

が、Size:120のみ、大雑把ですが計算してみました。
表地は生地幅122cm以上で、220cm必要になります。
(上の配置図は、表地のみです。裏地を含みません。)
また、全円スカートは生地幅122cm以上でないと足りなくなってしまうので要注意⚠️!!
生地幅が足りない場合は、裾を切り替える…などのアレンジがオススメです。

レイヤードスカートは、生地幅135cm以上で、330cm必要になります。
ギャザーは、見頃のウエストに対し3倍の設定です。
- ▷前スカートわ×1枚、後ろスカート×2枚…ギャザー1.5倍(360°)
- ▷前スカートわ×2枚、後ろスカート×4枚…ギャザー3倍(720°)
- ▷前スカートわ×3枚、後ろスカート×6枚…ギャザー4.5倍(1080°)
今回はウエスト3倍(720°)ですが、継ぎ目が中心へくるので、気になる方は1.5倍、4.5倍がオススメです。
上記を参考に、パターンのアレンジをしてみてください。
裁断するパーツ

- 後ろ身頃
表地×左右2枚 裏地×左右2枚 - 前身頃
表地 わ×1枚 裏地 わ×1枚 - 前身頃(コルセット風)
表地×左右2枚 裏地×左右2枚 - 前肩
表地×左右2枚 裏地×左右2枚
※縦に長い方が前肩 - 後ろ肩
表地×左右2枚 裏地×左右2枚
※縦に短い方が後ろ肩 - 全円スカート(前)
表地 わ×1枚 - 全円スカート(後ろ)
表地×左右2枚(※柄は向きに注意) - 袖口カフス
表地×左右2枚 裏地×左右2枚
※’22.11.23→裁断枚数の誤記訂正
- 袖①
表地×左右2枚 - 袖②
表地×左右2枚 - 袖③
表地×左右2枚 - 袖④
表地×左右2枚 - 袖裏ひだ①
表地×左右2枚 - 袖裏ひだ②
表地×左右2枚 - 袖裏ひだ③
表地×左右2枚 - 袖の裏地(※袖のパターンを全て繋げる)
裏地×左右2枚 - レイヤードスカート(前)
表地 わ×2枚 - レイヤードスカート(後ろ)
表地×左右4枚
…以上です🕊
(多いですが…!!どうか頑張って…!!)

💡袖の裏地は、袖のパターンを全て繋げ、横に長い1枚の袖にして裁断します。
縫い合わせは、タックをたたんでから縫います。

使用した生地は、トーカイのラメ糸ジャガード生地、ピンク&パープル。
ピンクは、見頃と袖に。
パープルは、全円スカートに使用しました。
レイヤードスカートは、ユザワヤのスパークオーガンジーのピンク。
裏地には、帯電防止加工のポリエステル裏地(テロテロでよく滑る…💦)を使用。
服資材として、
- 襟ぐりのチュールレース
- 薄ピンクのドットシフォンチュール
(襟ぐりや袖口カフスのフリル用) - 両面ハトメ(外経10mm内径5mm)×12個
- ホースヘアテープ×レイヤードスカートの裾の長さ分
- コンシールファスナー20cm×1本
- ワックスコード(平紐幅5mm)×約1m
(編み上げ用) - スプリングホック0号×1組※’22.11.23 忘れていたため追記
…といった具合に、使用しました。
縫製

まずは、裏地のスカートから。
前後を縫い合わせ、後ろ中心は繋げずそのままに。
(後でコンシールファスナーを付けます。)
初っ端から、追加で裁断したパーツ。
裾のフリル(ギャザー2.25倍)を縫いました。
無くても良いと思うのですが、あるとチラリズムした時に興奮します。(私が)

何mあったか思い出せないのですが、ギャザーはゴム糸で寄せると、意外にもあっという間。

次に、表地の全円スカートを作りました。

その次は、袖作り。
パーツが多く迷子になりやすいのため、マスキングテープで印付け。

袖裏ひだは、同生地で裁断していますが、この上へシフォンチュールを重ねることで、厚みを出し…ほんのり薄く色を変えました。

シフォンチュールを3重に重ね、布端に合わせてカット。

生地と色を比較してみると、このくらいの変化。

順番に縫い合わせていき、縫い代は裏ひだ側に倒し、裏コバステッチしました。

表地の折山へコバステッチを入れて固定するともっとピシッとなりますが、今回はなるべくステッチを目立たせないようにと、この縫い方にしました。


さらに、袖の裏地を用意。
タックをたたみ、縫い代の中でステッチをして固定します。

ここから、裏地の付け方をさらっと紹介します。
作っておいた、表地と裏地を用意。

それぞれ中表に縫い、わっかにします。

表地は内側が表、裏地は外側が表になるようにして、裏地の中へ表地を入れます。

ずれないよう、縫い代内でステッチをして固定します。(表へひっくり返しました)

袖口のカフスも作っておきます。

前身頃と、後ろ身頃、前身頃(コルセット風)のパーツを縫います。
前身頃(コルセット風)のパーツは、ふっくら感を出したくて中厚のドミット芯を裏に付けました。

襟ぐりは、全てチュールレースを惜しみなく縫い付けます。

肩のパーツを作ります。
縦に長い方が、前肩です。

表地、裏地ともそれぞれ前肩と後ろ肩を縫い合わせて、襟ぐりの側(カーブしていない側)へチュールレースを挟みます。
縫い代は、裏地側へ倒して裏コバステッチ。


肩と見頃を組み合わせたところ。
一気に組み上がってしまいましたが、表地と裏地のウエストは、まだ縫われていない状態です。
(ステッチがあるように見えますが、ドミット芯とチュールを縫いつけたステッチ)
肩は、前身頃と後ろ見頃の、表地と裏地の間に挟んで縫いました。
ハトメは縫い代にかからない良い具合の位置へ。
シフォンチュールをクッション兼飾りとして、前身頃へステッチで叩きました。

袖山は、前と後ろ合印の間にギャザーを寄せて、縫い合わせました。
袖口カフスは、袖口にギャザーを寄せて、筒を中表に合わせて縫い合わせます。(仕上げにコバステッチ)
裏ひだに厚みがあるので、タック以外のところにギャザーが寄る&ふっくら形状保持が出来ます。
縫い代はバイアステープで処理しました。
(ロックミシンでも可)

レイヤードスカートも、前と後ろを縫い合わせて、ウエストへギャザー寄せ。裾にホースヘアテープを縫い付けます。
ホースヘアテープの付け方については、下の記事で詳しく載せているので、良ければご参考にしてみてください。

ウエストにシフォンチュールを重ねて、一気に組み立て。
見頃の表地と中表に合わせて、スカートの縫い代は見頃側に倒します。
見頃の裏地は縫い代1cmを折り、手縫いでウエストへ縫い付け。

コンシールファスナー20cmを、後ろ身頃の後ろ中心から、スカートの縫い終わりになる位置へ印を付けて、縫い付けました。
裏地は縫い代を折り、手縫いで縫いつけます。
(解説が雑にもほどがある😇)

前身頃の裏地は、こんな形。
すべて手縫いです😇

レイヤードスカート&全円スカートの後ろ中心はどうしたか…というと、レイヤードスカートの縫い代はファスナー下5cmくらいまで全円スカートの縫い代と一緒に縫い、斜めに外へ逃がして、裾がレイヤードスカート単体で広がるようにしました。
全円スカートは、裾を表地と裏地とで中表にグルッッッと縫い合わせました。(実はこれが1番大変😇)

おまけとして、薄ピンクの天竺ニットで長袖インナーを作りました。
パターンは、シンプルな長袖シャツ。

カーブの襟ぐりに合わせて、四角くストレッチレースをのせます。

角の縫い代は、こんな形で中表に縫い…

あとは、エッフェル糸でサクッと縫い付けました。
強度に難ありなので、また時間を見つけてニットテープを襟ぐりに付けようかな、と思います。
…最後は駆け足でしたが、そんなこんなで
ラプンツェルドレスの完成です✨
完成がこちら💡

フレアスカートは、ウエストに対して裾にボリュームが出るので、四角いギャザースカートと比べるとプリンセス感が増します💃✨

後ろはコンシールファスナー。
レイヤードスカートがチュールだったり、噛み込みやすい生地の場合はフラットニットファスナーの方が良いかな…と思います。

みんな大好きな裏側!!
テロテロでよく滑るので、着心地はバツグン💥

袖ぐりの縫い代は、裏地でバイアス処理。
裏地の裾フリルも…表地と裏地を縫い合わせてあるので、縫い代がすべて見えない状態に仕上げました。

インナーも合わせて、ラプンツェル💇♀️🦎💜
以上、ざっくりとした解説でしたが、パターンも合わせてお役に立てれば幸いです🕊