前回の続き。
海外パターン Abriellaに挑戦してみた縫いレポ、完成までの後編です💃
次に作るスカート、枚数をどうしようか悩んだんですよね…
着るのは3歳の娘ですが、仕様書をみると半円×6枚…1080度のフレア&ギャザースカート…👼
しかも、ホースヘアテープをつけて、グンッと広がり重みも気になるところ…
う〜〜〜ん、動きにくそうだし、着てくれなかったらと思うと……!!😭
ということで。
▷刺繍チュール半円×4枚(720度)
▷ソフトチュール長方形ギャザー×2枚←追加裁断
▷裏地の長方形ギャザー×2枚
で作ってみることにしました🪡
ギャザースカートを作る
長方形に切った裏地のスカート、Knee Length Skirt×2枚を用意。
テロテロすべる裏地です。
端を触るとひょろひょろほつれるので、端処理するまでなるべく触りません👼
2枚の脇を中表に合わせて、袋縫いで縫い合わせていきます。
外表に合わせて、縫い代を1/4インチ(約0.6cm)縫ったら、縫い代をロータリーカッターで0.5mmに切り落とします。
(✂️ハサミだと、手で触るからひょろひょろほつれちゃうんだ…)
縫い目を折山にして、中表に折り、縫い代を1/4インチ(約0.6cm)縫ったら、袋縫いの完成。
上辺はロックミシンで端処理。
下辺は3つ折りステッチしました。
これで触ってもほつれない(ホッ)
ロックミシンで端処理した上辺を、2本の粗ミシンでダダーーッとギャザーを寄せます。
これで、ギャザースカートの完成💡(ゴム糸使用なのであっという間)
最後に見頃と縫い合わせるので、脇に置いておきます。
カスケード・ハイ・ロー・スカートを作る
メインの豪華スカート💃
カーブの端は、伸びないよう伸び止めテープSTをぐるっと貼りました。
半円スカートの片方の脇を、縫い代1/4インチ(約0.6cm)で縫い合わせます。
縫い代は開き、もう片方は縫い合わせず、残しておきます。(ファスナーをつけるため)
2枚を合わせて、360度。
ここで一度、トルソーに当てて様子をみます…(写真省略👼)
ウエストに対して、おおよそギャザー2倍くらい。刺繍チュールだと、ちょっと物足りない…
続けて、4枚を続けて縫い合わせて、720度。
もう一度、トルソーに当ててみると…(写真省略👼)
…悪くない。そして、まだまだギャザーを寄せても、縫い合わせに問題はなさそう。笑
オーガンジー…刺繍チュールって、沢山ギャザーを寄せても厚みを感じないのだなぁ…勉強🙏
ここにホースヘアテープを縫い付けると、重みが増しそうなので…
今回は、720度で仕上げます◎
突然ですが、このアイテムご存知ですか。
馬の毛です(✕ホースヘアテープです)
Google翻訳だと、
「馬の三つ編み〜」
「馬の毛のブレードはオプション〜」と言われて何事…だったのです笑
DeepL翻訳して、存在を知ることができたアイテム😂
このホースヘアブレード、かなりハリがあって、ハードチュールのよう。
ひっぱると伸びます。
ホースヘアテープの糸がついていない側を、スカート表側のカーブへ、ぐるーーーっと仮止め。
(途中から仮止めに疲れて、まぁいける、と伸びないよう合わせながら縫いました笑)
縫い代1/8インチ(約0.3cm)を、ダダーーーっと縫い合わせます。
ながーーーーーーーい
縫い終えたのがこちらです👏
ホースヘアテープを、裏側へ折り返します。
すると、自然に生地が三つ折りの状態に。
三つ折りの幅が約0.4cmになるように折りながら、折山の上をコバステッチで縫います。
ながーーーーーーい
…達成感☺️
このホースヘアテープ、ただのハードチュールじゃないのが、この太い糸。
これをキュッとひっぱると縮むので、円の内カーブに馴染ませることができるんですね。便利…
ひっぱった糸は、左右に引くと戻るので何度でも調節可◎
遠慮なく、びよ〜〜〜んと引きました🧵
等間隔に、きゅっ、きゅっとひっぱります。(後で縫いながら調整)
ひっぱった糸は、後で処理するとして…
ホースヘアテープの端をコバステッチで固定します。
手でチュール生地を整えながら、平らな状態になるように…
いつまで縫うのだろう〜〜〜〜(と言いつつ、ペダルはベタ踏みなので数分の出来事)
じゃん!縫えました💃
(ギャザーも寄せました)
裏地と刺繍チュールの間にはさんで、空気の層の役割に…スカートの動きが良くなると思います。
スカートと見頃を縫い合わせる
各種スカートと見頃を、すべて縫い合わせていきます。
表側を上にして置きます。
カスケード・ハイ・ロー・スカートの表側を下にして、見頃へ重ねます。
さらに、その上にチュールを重ねます。
見頃の裏側を上にひっくり返します。
見頃の裏側へ、裏地の表側を下にして重ねます。
豪華…!!
裏側は、こんな形。
残り、ファスナーを付けるのみ…🪡
ファスナーを縫い付ける
フラットニットファスナー20cmを用意。
コンシールファスナーの方が綺麗…と思ったけれど、開け閉めするときにチュールの編み目を噛み込む危険があると思い、、フラットニットファスナーにしました🙏
過去に縫った、このドレス。スカートにシフォンチュールを重ねたのですが、コンシールファスナーでチュールを噛みそうになったことがあり…コンシールファスナーにも相性があるぞ、と勉強になりました😅
見頃の後ろあき〜スカートの裾までをロックミシンで端処理したら、縫い代1.2cmで中表に縫い、縫い代を割ります。
フラットニットファスナーを裏から縫い代に仮止め、縫い代7.5mmを縫い付けました。
細かい写真を撮り忘れちゃったので、あまり参考になりませんが、、😂💦
手縫いでチクチクと…
襟ぐりをバイアス処理して、後ろリボンで🎀
も良かったのですが、脱ぎ着しやすいですし、着用時に強く引っぱられたとき、外れる方が生地を痛めないと思ったので…
チュールといえば、引っ掛けて穴が空くのも怖い😂
チクチク刺繍で塞げるよう、修行せねば😇
作りリボンを作る
余ったハギレで、リボンを作りました🎀
背中…ウエスト…肩…チュールを痛めないよう、なるべく厚みのある縫い代部分に付けます🎀
…そんなこんなで、Abriellaドレスの完成です!💃✨
完成がこちら💃
スカートは、上から刺繍チュール、ソフトチュール、つるつる裏地の3層です。
横から見るとよく分かるのですが、高低差のある円形のスカートに、ホースヘアテープのクルクル感が最高です…(語彙力)
720度のパニエなしで、このふっくら感。
チュールやオーガンジーは、かなり薄いので1080度でも良かったなぁと。次回作る機会があれば、もっと盛ろう…!!
あ……ホースヘアテープの糸処理してないところみぃつけた笑😂
思いつきのチャレンジで、70デニールのチュール1枚とT/Cブロードで、パンツ一体型のパニエ(正式名称不明👼)を作り、履かせてみました。
こちらは、パニエなし。
ふんわりした、と言えばふんわり…?
70デニールのチュールがバリッバリの硬さなので、スカートが浮いて、着ている本人は歩きやすく感じるかな…?
スカートの重みで、1枚のバリバリしたパニエだと潰れちゃっている気がする。
本気でパニエを作るなら、薄手で軽いチュールかオーガンジーをこれでもかと密に作るのが正解かな…何mの生地が必要なのか、想像すらできないけれど、、奥深いドレスの世界。
反省点
総裏地にして、ファスナーも縫い代もすべて隠せたのになぁ…という点。
そうなると、型紙の裏地パターンを用意してきせを入れなくては…だけど、これはこれで、シンプルに縫えるので良し◎
総裏地にするならば、
▷裏地見頃(肩→脇→袖は筒で縫う(袖下に返し口)&裏地スカート
▷表地見頃(肩→脇→袖は筒で縫う)&表地スカート&ファスナー
をそれぞれ作り…
▷表地と裏地を中表にして襟ぐり〜ファスナーを縫う▷袖口▷と順番に縫い合わせていけば、上手くいくはず。
(なんて雑な文章😂)
お役に立てれば幸いです☺️