洋裁に必要な道具・資材

洋服を作ってみたいけど、初めてで何から準備すれば良いか分からない…という方へ。私が使用している道具、資材をまとめてみました。

私も初めての時、洋裁本を片手に必要であろう道具を一式揃えたのに、結局使わなかった…という物が多かったので、厳選しつつ。

参考にして頂ければ幸いです。

  1. 型紙の作成に使用するもの
  2. 布の裁断に使用するもの
  3. 縫製に使用するもの
  4. おすすめの資材

型紙の作成に使用するもの

万能はさみ(クラフトチョキ)

紙、布、糸、プラスチックさえ何でも切れる万能はさみです。
布の裁断時にも縫製時にも使用します。
サビにくく、専用キャップ付きで切れ味バツグン。カラーバリエーションも豊富で、私はグリーンを愛用してます。
30年のロングセラー商品なのだそう。

プリンター

型紙の印刷に使用します。コンビニのネットプリントでも印刷できますが、拡大や縮小をして型紙のサイズ調整が出来るので、家に1台あるとかなり便利。

型紙用不織布

型紙を写すときに使用します。トレーシングペーパーが有名ですが、型紙用不織布ならガサガサ音がしないし(夜中の作業はありがたい)、まち針を刺したり、体に合わせて着用感をイメージしながら補正したりできて、とっても便利です。
書く時は、鉛筆or芯の太いシャーペンを使います。ペンを使うとインクが滲んだり、消しゴムを使うと破れてしまうこともあるので注意。

シャープペン(0.9)

鉛筆だと削る手間があるので、シャープペンを使用してます。
愛用しているのは、PRESS MANの0.9。

グラスメジャー(JIS1級)

型紙に立てて線を測るのに使用します。
一般的な物だと温度や湿度によって伸縮してしまうことがあるので、正確に測ることができるJIS規格のものを。

布の裁断に使用するもの

ロータリーカッター

線をなぞるように、スーーッと裁断することができます。布の下にはカッターマットが必要なため、不便に感じるかもしれませんが、裁断の気持ち良さとスピード故に、裁ちばさみへ戻れなくなるでしょう。

ロータリーカッターの替刃

カッターの切れ味が悪くなったら、迷わず交換します。無理に力を入れてしまうと、ケガのもとに。

カッターマット(A1)

ロータリーカッターで裁断するときに使用します。置き場所に困らなければ、ぜひ大きいサイズがおすすめです。

方眼定規

直線部分をカッターで裁断する時や、型紙がになっている時に布をまっすぐ折るのに使用します。目盛り付きなら縫い代をつけることも。
カッターによって傷がつかないステン鋼つきで、50cmが1番使いやすいです。

書道用のぶんちん(100均)

型紙を押さえるときに使用します。細かいところを押さえたいので、細長いタイプを使っています。高価なぶんちんもありますが、周りにある缶詰めでも十分。

マスキングテープ

生地を裁断したあと、表と裏がすぐ分かるように貼ります。
パーツ名も書いておくと効率アップ。
ほどよく透けるので、型紙を貼り合わせる時にも使用してます。

チャコパーartist 極細 青

合い印(ノッチ)はハサミで入れることが多いですが、ダーツなどの印をつける時に使用します。

縫製に使用するもの

家庭用ミシン

価格も機能も多種多様、基本はこのミシン1台で十分です。
ニットを縫うこともできますが、縫い目は伸びません。
耐久性と貫通力を追求するなら、職業用ミシンがおすすめ。

ロックミシン

伸縮する縫い目を縫うと同時に、ほつれ止め(端処理)をすることができるミシンです。
縫い目が伸びるので、Tシャツや子供服を縫うのにぴったり。
初めは、糸通しと糸調子に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば洋裁の幅がグッと広がります。

カバーステッチミシン

縫い目が平面なのに、伸びてほつれ止めもできるという願いを叶えてくれたミシンです。
カバーステッチといい、表は2本のステッチで裏はジグザグの縫い目になります。
伸縮する丈夫な直線縫い(チェーンステッチ)も縫うことができます。
袖口や裾はもちろん、襟ぐりやゴムつけにも最適。

アイロン

ミシンとアイロンは必ずセットで用意します。
折り目をつけたり、縫い目を整えたり、縫い代を割ったり。
コードレス、スチーム機能などなど種類がありますが、温度を保つことができるので、コード付きのドライアイロンを愛用しています。

アイロンマット(ブラバンシア)

縫いながらアイロンを使うとき、アイロン台では手間なので、こちらをミシンの下に敷いています。
大きさが、幅65cm×奥行120cmもあるので、広々とアイロンを使うことができます。
かなりの厚みで、スチームも可。蒸気が机に洩れません。
ただし、洗濯はできないので汚れには注意してください。

縫い代ガイド(クロバー)

針板に目盛りがなくても、ガイドに合わせてまっすぐ縫うことができます。
貼って剥がすことができるので、家庭用ミシンとカバーステッチミシンで兼用してます。

仮止めクリップ

布を仮止めするのに使用します。まち針よりも安全に手早く作業ができます。
クリップできない箇所は、MFテープ(熱接着テープ)で仮止めしています。

ピンセット

ミシンへ糸を通したり、細かい部分をつまんだり、布を押さえてミシンで縫う時も、とにかく出番が多いです。
ミシンを購入すると付属でついていたりします。
先が曲がっている物が使いやすいです。

なめらか目打ち

先端が丸くなっている目打ちなので、糸をほどく時にも布を傷つけることがないです。スナップボタンをつける時にも使用します。
転がり落ちない滑り止め付きで、さりげなくストレスフリーです(笑)

ミシン針

基本の太さは#11を使用しますが、生地の厚みや種類によってを針を使い分けます。生地に合わない針を使用すると針穴が目立ってしまったり、生地が引きつったり、ミシントラブルの原因になります。
トラブルが起きたら、まずは糸をかけ直して、針を替えてみると解決することが多いです。

手縫い針

100均で買うこともできますが、曲がりやすいので手芸店の物がおすすめ。マジック針という糸通しが楽にできるものもあります。

安全ピン

ゴム通しに使用します。専用のゴム通しもいくつか使いましたが、やっぱり安全ピンが使いやすいです。

おすすめの資材

MFテープ(熱接着テープ)

アイロンを使って、両面テープのように仮止めができます。
クリップ出来ないところ、生地が重なってまち針が刺しにくいところ、時短にもなるのでとにかく出番が多いです。
5mm幅がお得で使いやすいですが、10mm幅、15mm幅の方が粘着力があります。

伸び止めテープ

シンプルに生地が伸びるのを防いだり、伸びて欲しいけどガッツリ洗濯してもヨレないように貼ったりします。
市販の伸びどめをいくつか比較しましたが、プリモアの伸び止めテープは薄手で生地にひびかず使いやすいです。
平(ストレート)、6°バイアス、HBなど伸び方が変わってくるので、貼る用途や部位によって使い分けます。

万能接着芯(クライムキ)

前たての見返しや襟に使用します。15cmの小ぶりなロール巻なので、サッと取り出して無駄なく貼ることができます。もっと小さな5cm巻き、大きめの35cm巻きがあり部分によって使い分けができます。

プラスナップ(サンコッコー)

ベビー服や通園グッズを作る時、スナップボタンを使用します。
プラスナップであれば、アレルギーの心配もなく丈夫に取り付けることができます。
レインコートや寝具、小物にもいろいろ活躍してくれます。

洋裁の楽しさが広がる道具と資材

必要な道具がこんなにあるの?

と思われた方もいるかもしれませんが、すべて私にとって必需品です(笑)

そろえてしまえば、あとは布と糸を購入するだけで、楽しいソーイングライフの始まり…✨

この他にも、私の知らない道具や資材がたくさんあると思います。

手芸店をのぞいて、お?これは便利!という発見をするのが小さな楽しみでもあります。

お役に立てれば幸いです。

資材と道具の収納は、こちらも参考にしてみてください↓

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