手作り布マスクの作り方。

新型コロナウイルスの影響で、毎日いろんなニュースをみます。
マスク不足が続き、消毒用アルコールがなくなり、小学校が休校、テーマパークも公共施設もお休み。
そして今度は、トイレットペーパーやキッチンペーパーまで売り場から無くなる始末。
「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」
という、相田みつをさんの言葉が、胸にじんときます。
私の住む愛知県は、感染者数も死亡者も増えていて。
予防にはやっぱりマスクが必要なのですが、使い捨てなので無限には使えません。
そこで、洗濯できるマスクとして、布製の手作りマスクが注目されています。
オススメの布製マスクの型紙
いろんなサイトで布マスクの作り方や型紙が紹介されているのですが、中でもオススメは、無料型紙工房ことろさんの立体布マスク。
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使用する生地は、口に当ててみて苦しくなければ大丈夫です。
ハンカチや、着なくなった洋服も使えます。(ハサミを入れるのは少し勇気が要りますが?)
マスクゴムを店頭で探してみましたが、すでに売り切れ…
家にある6mmのソフトゴムを使用しました。
ことろさんの作り方から、少しアレンジを加えています。
使用した道具と材料
- ロータリーカッター
- カッターマット(A4)
- ハサミ
- ピンセット
- 厚紙(5cm角くらい)
- ミシン
- クライムキ万能接着芯テープ(15cm幅)
- ダブルガーゼ(縦12cm×横60cm)
↓使わないハギレを使用しました。 - ソフトゴム 6コール(長さ22cm×2本)
- テクノロート(4mm幅×11cm)
作り方と手順
型紙で生地を裁断して中表に縫う
型紙を用意して、マスクの表と裏で左右2枚ずつ。
計4枚、裁断しました。
そのうち2枚は全体にアイロンで接着芯を貼り、洗濯によるシワを防止します。
2枚をそれぞれ中表に合わせ、縫い代1.0cmで縫いました。

縫い代に切り込みをいれる
それぞれ、ハサミで約1cm間隔に切り込みを入れて、アイロンで開きます。
縫い代の端と端は、ごろつかないよう三角にカット。

表と裏を中表に合わせて縫う
2つを中表に合わせて、クリップで仮止め。
上と下を、縫い代1.0cmで縫います。

表へ返してアイロンで端を整える
表へ返したら、キレイに上と下の端をアイロンで折り目をつけます。
次は、鼻ワイヤーを入れる通し口を作ります。
中心から、左右5.5cmの位置に目印をつけます。
(チャコペンもしくは折り目をつける)

鼻ワイヤーの通し口を作る
目印をつけた位置の、端から0.8cmの位置にミシン針を落とします。

押さえを上げて、布をくるっと回転させたら、縫い目の長さを2.0で端まで縫います。
端まで縫ったら、返し縫いで元の位置まで。

押さえを上げて、布をまたくるっと回転、端から0.8cmの位置でもう一つの目印までまっすぐ縫います。

目印まできたら、4針ほど返し縫いします。

鼻ワイヤーを通し口から入れる
鼻ワイヤーに使用する、幅4mmのテクノロート(形状保持プラスチック芯材)を、11cmにハサミでカットします。
角は4つとも全てカットして、布を痛めないようにします。

先ほど作った通し口へ、端の縫い代と縫い代の間に入るようにテクノロートを通します。

奥まで通したら、通し口の端をミシンで縫い閉じます。(必ず4針は返し縫い)

ロックミシンで端処理をして1cm折る
ロックミシンで、左右の端処理をします。
肌触りが良いので、ルーパーの糸はウーリー糸がオススメです。(ポリエステルウーリーならアイロンに強いのでなお良いです)

端を1.0cm折り、ロック端も折って中に入れてクリップで仮止めします。

端から0.8cmの位置を、左右それぞれ縫います。

アイロンで整えたら、布マスク本体の完成です。

ソフトゴムを22cm×2本カット
6コール(約5mm幅)のソフトゴム(トップフィット)を使用しました。
22cmを2本カットします。

ゴムを左右に縫いつける
ピンセットで、端を5mm折って持ちます。

ミシンの針を、縫い目の上で端から5mmの位置に落とします。

ピンセットでゴムを押さえの下に持っていき、ゴムの折り目が1mmかかるようにのせます。

位置が決まったら、ゴムの上から厚紙で押さえます。

ゴムと縫い目の上を4針ほど、何度か往復して縫います。

ゴムの向きが同じになるように注意して押さえて、
同じように、残りの3ヶ所も縫ったら完成です!

家にあったハギレで24個も出来ました!
母が花粉症なのにマスク不足で困っていたので、全て母に送りました。

余っていたハギレでこんなに布マスクが出来るなんて、捨てずにとって置いて良かったです。
材料は買い足してないので、全て家にある材料で。
別の用途で買っていた、テクノロートも使用しました。
テクノロートがなくても、使い捨てマスクのワイヤーを切って取り出して再利用しても良いし、100均の園芸用ワイヤーも使えるそうです。
布マスクはウイルス対策に使えるの?
完成した、手作り布マスク。
ですが、このままではウイルス対策として使えません。
それじゃあ、どうすればいいのかというと、実はマスク用のフィルター(不織布)が市販されています。
中には、キッチンペーパーをフィルター代わりに使用している方も。
フィルターがなくても、布マスクは顔の保湿、喉の保湿にも効果がありますので、ぜひ作ってみてください。
それでは!