立ち仕事・残業MAXの職場で妊娠したところ2ヶ月間休業することになった話。
育児休暇に入ってからというもの、娘のお世話にてんやわんやですが、家事にミシンと、平和な日々を過ごしています。
しかし、妊娠前はというと夫婦で残業残業残業…、妊娠してからもしばらく続きその結果、2ヶ月間休業することになりました。
休業していたときのお金事情、傷病手当金について、妊娠中の仕事から育児休暇に入るまでの話です。
ある日とつぜん妊娠が発覚
とくべつ避妊もしていなかったので、もしかして妊娠しにくい体質なのかな?、と思っていた矢先。
生理が1ヶ月以上来ていなかったのと、風邪っぽかったので、もしやと思い、検査薬で調べてみると案の定、妊娠していました。
まずは旦那に報告、私も旦那も実感がないままソワソワして、まだ早いかな?と思いましたが、私の上司にも報告しました。
そして、仕事を早く帰るようになったかというと、そうでもなく。
なんだか風邪っぽい?という症状だけで、実感もないまま普通に残業してました。
育児休暇の期間中に支給される育児休業給付金は、育児休業開始前の6カ月をもとに計算されるので、働いておけばその分もらえる金額が増えるというメリットがあります。
ただし、無理は厳禁です!!
無理をすると、私のようになります。どうなったのか、続きをどうぞ。
猛暑と起立性低血圧で2ヶ月間休業
その頃、妊娠3ヶ月。7月下旬。記録的な猛暑が続いていると、ニュースで騒がれていました。
空調がほぼ壊滅的な職場なうえに、立ち仕事だったので、暑いな〜、やだな〜、と汗をだらだらかきながらも仕事をしていました。
猛暑のせいか、仕事中に息切れで立てなくなるような感じになり、上司に報告して健康相談室で少し横になり休ませてもらうことに。
気分が悪い訳でもないので、再び仕事に戻りますが、しばらくするとまた息切れがして立てなくなり、上司に報告すると帰れ帰れと言われ、はーいとそのまま帰りました。
そんなある日。仕事中に突然目の前がふわっと回転したような感じになり、おええ〜?とバランスを崩して倒れてしまいました。
意識はあるのになぜか立てなくて、驚いた上司と同僚に支えられながら、車椅子で健康相談室へ運ばれました。意識はあります。めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
看護師の方に、元気になるまで休んでていいよ、と言われましたが、気分が悪い訳でもなく、意識もはっきりしていたので、再び職場へ戻るも、上司に帰れ帰れと言われ、はーいとそのまま帰りました。
旦那にも心配をかけてしまい、念のため帰りに産婦人科へ寄りました。
医師に相談すると、猛暑で職場の環境もあまりよくないので、それが原因だろうと、職場に配慮するよう母健連絡カードを書いてくれました。
次の日、出勤するなり上司から、今すぐ病院へ行って血液検査を受けてくるように言われ、ひとまず母健連絡カードを渡して、内科の病院へ行きました。
病院で採血して結果を聞くと、ほぼ正常値。もともと血圧が低いこともあり、おそらく起立性低血圧だろう、と診断されました。
そのまま会社へ戻って、上司に検査結果の報告をすると、今日はもう有給ということで帰りました。
まだ昼過ぎだったので、スーパーで買い物をしていると上司からの電話。
明日から2ヶ月間、出勤停止するように言われました。
ん、出勤停止??
あまりの急展開に、喜んでいいやら悲しんでいいやら。
話を聞くと、産業医の判断で、猛暑の中で妊婦が仕事をするには負担が大きいためだそう。
ということで、2ヶ月間休業することになりました。
その間、給料はありません。
休業中のお金事情
旦那と2人暮らしで貯金をしていたおかげもあり、なんとかお金には困りませんでした。
休業中とはいえ社会保険料、市町村民税など支払いはあるので、一体どうしたのかというと、一部は有給消化、それと傷病手当金を申請しました。
傷病手当金ってなんぞや?
という会社員の方。これはもう、社会保険に入っている私たちにとって、本っっ当にありがたい制度です。
病気やケガで働けなくなってしまったとき。医師に診断書をもらい、会社へ申請することで、いつももらっている給料(残業代、定期代含む)の3分の2を支給してくれる制度です。
医師に診断書を書いてもらうことができれば、うつ病や適応障害などの精神的な病気も申請可能です。
医師と相談して、休業や休職期間を決めて診断書を書いてもらいます。
…それが私の場合、会社側に判断され期間を決められてしまったので、起立性低血圧と診断された内科の病院へ相談に行き、理由を話すと、親切にも期間通りに診断書を書いて頂けました。
それと、支給してもらえるまでは暫くかかります。
私の場合、申請してから2ヶ月後に支給されました。
けれども、金額はしっかり支給してもらえたので、本当に助かりました。
休業中はほぼ引きこもり
お金ももらえるし、残業どころか仕事もお休みなんて、なんかもう〜〜〜〜!!(言葉にできない)
かと思いきや。この頃つわりがピークで、吐き気とだるさと、猛暑に体力を奪われ、ほぼ自宅で引きこもり状態。休業にしてもらえてよかったと心底思いました。
なんかもう、いろいろと我慢してしまう性格なので、普通に働いていたらもっと大変なことになっていたかもしれません。
産業医の先生、本当にありがとうございます。
まだお腹も出ていなかったので、妊娠していると見た目では分からないのに、つらいこの時期。
妊婦は、無理しちゃダメ絶対。
復帰後の仕事内容
妊娠5ヶ月。職場は同じでしたが、上司が気を使ってくれて、事務作業が中心になりました。
立ち仕事ではなくなったおかげか、息切れやめまいがすることもありませんでした。
もともと事務作業がある職場ではないため、上司と相談しながら何かできる仕事はないか模索しながらでしたが、パソコンが得意だったこともあり、設備のプログラミングを手伝ったり、作業手順書をつくったりしました。
つらかったかといえばその逆で、事務作業は私に合っていたのか、やりがいすら感じてました。
そんな感じで、毎日新しい仕事を探しながら、妊娠8ヶ月頃に育児休暇へ入りました。
女性が少ない職場なので、立ち仕事ができない妊婦のための仕事も無いのが現状。
次の妊娠を考えたら、転職した方がいいんだろうかと思いました。できるなら事務作業がしたい。
妊娠中の立ち仕事は無理しちゃダメ!
とくに男性が多い職場で働く女性は、無理をしがちだと思います。
けれども、今回私が無事に出産できたのも、運が良かったから。
もし我慢して無理をしていたら、流産していた可能性だっていくらでもあります。
自分の体調不良を訴えることができるのは、自分だけ。
お腹の赤ちゃんを守ることができるのも、自分だけです。
妊娠中に少しでも仕事がつらいと感じたら、かかりつけの産婦人科の病院等に相談して、母健連絡カードを書いてもらいましょう。
母健連絡カードを職場に提出すれば、その指示に従わないといけないことが法律で決まっています。
無理のない範囲で仕事を続けて、育児休暇に入れますように。
それでは!