無料型紙

【無料PDF型紙】アクセサリーポーチの作り方(ファスナーとショルダー紐つき)

やまだゆき

Twitterで、憧れの作家さんからヘアアクセサリーを購入させて頂いたのをきっかけに、コンパクトでありながら、たっぷり収納…ショルダー紐をつけて携帯できる可愛いポーチかバッグが欲しい…!!ということで、急遽アクセサリーポーチを作ってみました🕊

シューズケースのように、持ち手テープをつけてバッグにするか悩んだのですが、肩にかける方が良いかな…と。

側面のファスナーを開くと、上側はヘアクリップホルダー。下側はスナップボタンのループが付いているので、ヘアゴムや指輪を収納出来ます◎

背面がゴムギャザーの全面ポケットには、カチューシャやヘアバンド、ネックレスを入れたり…奥行が8cmあるのでたっぷり収納。

size:100のトルソーにかけると、写真のようなサイズ感。

ショルダー紐は、幅25mmのナスカン×2個、プラスチックアジャスター×1個を使用して、約40cm~74cmまで調節可能です◎(紐の通し方は後ほど詳しく)

こちらの長さは、ショルダー紐①のみを使用した長さになります。

5歳以降のお子様へ…より長くしたい場合は、ショルダー紐②とプラスチックアジャスターをもう1つ用意。

アジャスターの両側へショルダー紐を通すようにして延長してくださいね。(生地から作る場合に、裁断する布幅の都合上、1本ではなく2本で調整しています)

ショルダー紐は生地から作る型紙をご用意しましたが、今回はアクリルテープを使用しました。

ポーチを作るのにファスナーを使用するのですが、ファスナーの長さ調整をしなくても作れるように、ポーチの大きさを調整して作ってみました💡

ファスナーを初めて縫う…という方も、是非チャレンジして頂けたらと思います☺

使用するファスナーは、ビスロンファスナーの止めタイプ。

⚠オープンタイプ…パーカーなどに使うタイプと間違えないようご注意ください。

型紙

今回、50cmファスナーを使用して作ったのですが、そんな大きさじゃ足りないわ…というアクセサリー難民の方へ。60cmファスナー使用のサイズもご用意しました☺

大きさの比較はこんな感じです…

ファスナー50cm使用のサイズは、
高さ15cm×幅18.6cm×奥行8cm。

ファスナー60cm使用のサイズは、
高さ18cm×幅22.4cm×奥行8cm、になります。

【50cm】型紙をダウンロード(A4印刷)(A3印刷)

【60cm】型紙をダウンロード(A4印刷)(A3印刷)

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材料

本体のオススメ生地は、ラミネート生地。キャンバス・オックス生地。

なるべく丈夫な生地で、形状が維持できるようなものが良いかな、と思います。

ふっくらしたキルト生地もオススメ。

ふっくらさせたいけど、好きな生地で作りたい…という方は、お好みの生地に、ドミット芯もしくはキルト芯をはさんでふっくらさせるものアリです💡(※但し多少のコツが必要です💦)

ポケットのギャザーは、布の厚みによってふんわり感が変わってくるので、別布を組み合わせて作るのも。

今回は、ラミネート生地と刺繍ローン生地を合わせて、間にドミット芯をはさんで作りました☺️

内側の端処理をバイアステープを使用して端処理しますが、厚みが苦しい…難しそう…という方は、ジグザグミシンorロックミシンで端処理をしても◎

スナップボタンのループ&ヘアクリップホルダーのパーツですが…実はハギレ活用のために作りました笑😇

縫い代の厚みが本当に凄いことになるので、無理に作らずとも、お好きな幅のリボン・テープを使用してくださいね…笑(厚地用の職業用ミシンを使用しているので、家庭用ミシンで縫ったらどうなるのか不安で仕方ないです…😂💦)

Dカンを通すタブも、リボンやテープを使用した方が良いかも…。

今回、ラミネート生地を使用したためにアイロンが使えなかったのですが、仮止めに布用両面テープを使用しました。

間にドミット芯とパイピングテープも挟んだので、後半は仮止めが弱かったのですが…通常の厚み程度ならば問題なく仮止めができるので、とてもオススメです◎

こちらの布用両面テープ。とっても便利なのですが、一点だけご注意。

両面テープが貼ってある箇所を縫うと、ミシンの針に粘着テープがくっつきますので、なるべく縫う位置には貼らないようご注意ください⚠

  • お好みの生地:
    用尺は型紙1枚目の裁断図:1を参照のこと(アクリルテープの紐にする場合は、必要尺マイナス10cmでOK◎)
  • Dカン(幅25mm)×2個
  • ナスカン(幅25mm)×2個
  • プラスチックアジャスター×1個
    (※ショルダー紐:2を使用して延長する場合は×2個)
  • ビスロンファスナー(止め) 50cmもしくは60cm×1本
    (両開きのファスナーが2つ付いているタイプもアリです◎)
  • 12コールゴム(幅9mm)
    50cmファスナー…長さ20.5cm×2本
    60cmファスナー…長さ24.5cm×2本
  • 直径9mmのスナップボタン×7組
    (凸×7組、凹×7組)
  • アクリルテープ幅25mm(※共布で作る場合は不要)
    ①100cm×1本、②30cm×1本(※②は、5歳以降のお子様へ…延長する場合のみ用意)
    ⚠端はほつれないようチャッカマン等で炙っておきます。火の取り扱いにご注意!
  • バイアステープ ふちどり幅11mmもしくは12mm(※ジグザグorロックミシンで端処理する場合はなしでも◎)
    50cmタイプは、2m50cm用意。60cmタイプは3m用意。
  • (お好みで)ドミット芯、もしくはキルト芯(※ふっくらさせたい場合のみ)
    用尺は型紙1枚目の裁断図:2を参照のこと
  • (お好みで)パイピングテープ×本体周囲の長さ×2本用意。
  • (お好みで)飾りのリボン、レース、フリルetc…

裁断

まず型紙を用意するのですが、×印が書いてあるパーツはポケット・ヘアクリップホルダー・ループのつけ位置を示しているだけのパーツなので、裁断しません。

↑⚠裏ポケットパーツ×1枚、裏ポケット口の両折りバイアス×1枚の写真が抜けていますが、撮り忘れてしまいました💦

裁断図を参考に、生地の上に型紙を並べて裁断しますが、地の目は柄に合わせたり。無視しても大丈夫です◎

⚠裏ポケット口の両折りバイアスのみ、必ずバイアス(斜め)に配置して裁断してください。

今回は部位ごとに、ラミネート生地・刺繍ローン生地の2種類を使用しました。

間にドミット芯(もしくはキルト芯)をはさんでふっくらさせたい方は、本体パーツ×2枚・上側面×1枚・下ファスナー側面パーツをそれぞれ芯の上にのせて、カットします。

今回はドミット芯を使用しました。

ドミット芯と生地をどうやって合わせておくのか…というと、布用スティックのり、もしくはアイロン接着テープで芯と生地の周囲を、おおまかに仮止めしておきます。

△ラミネート生地を使用したため、アイロンが使えないので布用スティックのりで仮止めしました🙏

アイロンで片面or両面が接着できる芯もあります。

キルティングをしておけばよりズレが少なく安心ですが、今回はミシンの押さえに厚紙を挟んで、ズレないよう均一に押さえながら縫っていきます。

ミシンは、直線縫いのみ。お好みで、端処理にジグザグミシンorロックミシンを使用します🙏

ミシン針は、今回ラミネート生地を使用するので14号と、厚みのある個所は16号を使用しました。

参考レシピは、あくまで参考なので好きな順番で縫っても構いません。

ミシンを準備して…さっそく縫っていきましょう🌱

縫製

ゴム用ループ・ヘアクリップホルダーを作る

まずは、パーツを用意。

縦半分に折り目をつけます。

リボンやテープを使用して作る方は、縦だけ同じ長さに切り、片方の端を2mmの3つ折りにしてコバステッチ。最後のスナップボタンだけ付けてくださいね💨

折り目に合わせて、左右を折ります。

さらに縦半分へ折り、開き側の端をコバステッチで押さえます。

同じように、ゴム用ループ×5本。

ヘアクリップホルダー×3本を作ります。

ゴム用ループの先には、スナップボタン(凹側)を付けます。

Dカンタブを作る

パーツを縦長に置きます。

縦半分に軽く折り目をつけ、左右を折り目に合わせて折ります。

上下半分に折ります。

Dカンを用意。

タブに通して、端から5mmをステッチで押さえます。

同じようにもう一つ、Dカンを通してタブを2個作ります。

内側ポケットを作る

内ポケットフタを2枚、中表に合わせて、下のカーブを縫い代1cmに縫います。

縫い代を5mmにカット。

カーブに細かく、切り込みを入れます。

表へひっくり返したら、カーブをコバステッチで押さえます。

内ポケットを作ります。

下端の印の間に、端から7mmと1.2cmに送り目を4.0にして、粗ミシンを2本縫います。(※まだ糸は引きません💡)

ポケット口を、1cm+1.5cmの三つ折りにして、折り山をコバステッチして縫います。

幅9mmのゴムを1本用意します。

50cmファスナー…長さ20.5cm
60cmファスナー…長さ24.5cmにカットします。

三つ折りしたポケット口にゴムを通します。

ゴムの端が入ってしまいそうなところで一旦ストップ。

ポケットの端とゴムの端を合わせて、ゴムが抜けないように端から5mmをステッチで押さえます。

ポケット口のゴムを反対側まで通したら、ゴムでギャザーを寄せて、本体と内ポケットの長さが合うようにしてゴムの端から5mmをステッチで押さえます。

ポケットの下端の粗ミシンの下糸or上糸を2本引いて、本体と同じ長さになるようにギャザーを寄せます。

端から5mmを縫い、ポケットを縫い付けます。(⚠粗ミシンの糸はまだ抜きません)

内ポケットが本体につきました◎

ポケットのフタ・ゴム用ループも本体に合わせて、端から5mmを縫い付けます。

フタの中心、ポケット口にそれぞれスナップボタンを付けます◎

フタに凹側、ポケット口に凸側のスナップをつけます。

ヘアクリップホルダーを縫い付ける

ヘアクリップホルダーを3つ、本体に端から5mmを縫い付けます。

写真と同じ位置を9箇所、ステッチで押さえます。

※裏側へブランドタグを縫い付ける方は、ヘアクリップホルダーをつける前に縫い付けてくださいね💡

裏ポケットを作る

すみません…ややこしいのですが、表ポケットかと思いきや、裏ポケットと命名しました👼

何もない反対側を表として、リボンや飾りをつけようと思っていたので、裏ポケットとしています笑😂(どちらでも良いかな…逃)

まず裏ポケット口へ、裏ポケット口バイアスを中表に縫い代5mmに縫い付けます。

端からはみ出た部分があれば、カットします。

ポケット口バイアスを縫い目から外側へ折ります。

ポケット口バイアスの縫い代のみ、裏コバステッチで押さえます。(写真は裏側ですが、表からの方が縫いやすいです◎)

ポケット口バイアスの端を5mm折り、さらに内側へ縫い目からバイアス側を1mm控えるように折ります。

カーブが浮かないように整えながら、ポケット口バイアスの端をコバステッチで縫い付けます。

カットしておいた幅9mmのゴムを用意。

50cmファスナー…長さ20.5cm
60cmファスナー…長さ24.5cmにカットします。

ポケット口に通します。

内ポケットと同じように、端とゴムを合わせて、ゴムが抜けないように端から5mmをステッチします。

こちらもおなじように、ポケット口のゴムを反対側まで通したら、ゴムでギャザーを寄せて、本体と内ポケットの長さを合わせ、ゴムの端から5mmをステッチで押さえます。

ポケットと本体の下中心を合わせて、仮止めします。

下中心から左右のカーブが均等に合うように仮止めします。

端から5mmを縫い付けたら、表ポケットの完成です◎

自作のタグも縫い付けてみました☺️

ポケットの中心は、スナップボタンをそれぞれ付けます。

スナップボタンの裏側ですが、ヘアクリップホルダーに隠れるようにして付けます。

下側面にファスナーを縫い付ける

下側面とファスナーを、中表に合わせて仮止めします。

ミシンの押さえを、ファスナー押さえに交換します。

端から、縫い代7mmを縫い合わせます。

スライダーは上から5cm以上、下へ引いておきます。

ファスナーのスライダー手前まで来たら、一旦ストップ。

針を刺したまま押さえを上げて、スライダーを上へ逃します。

そのまま下まで縫い合わせます。

ファスナーが片方縫えました💡

同じようにして、もう片方の下側面とファスナーも中表に縫い合わせます。

縫い代は、バイアステープで包む、もしくはジグザグミシンorロックミシンで端処理します。

今回は、端を全てバイアステープで包んでいきます。(厚みがある生地だと縫い代が大変なことになるので、ミシンのパワーの都合上、無理そうかな…という方はジグザグorロックミシンで端処理してくださいね💡)

下側面と上側面を縫い合わせる

作っておいたDカンタブを、下側面の左右端にのせます。

中心をしっかり合わせて、端から5mmをステッチで押さえます。同じように、反対側も端から5mmをステッチしておきます。

タブの上へ、さらに上側面を中表に重ねて仮止めします。

もう片方も中表に合わせて、仮止めします。

それぞれ、縫い代1cmを縫い合わせます。

スライダーを逃しておくのをお忘れなく…⚠

こちらも、縫い代はバイアステープで端処理しました。

これで、側面パーツの完成です◎

パイピングテープを縫い付ける(※お好みで◎)

今回、さらに立体感を増やすためパイピングテープを縫いつけます。

ラミネート生地…ドミット芯…パイピングテープでバイアス処理、かなりの厚みになっているので、ここからミシン針は16号でいきます。(ヒヤヒヤ…)

私が使用しているミシンは、厚地用の職業用ミシンなので、私と同じ素材を使用している方は、ミシンが危険だな…と感じた場合、無理することなくパイピングテープは使わず、ジグザグorロックミシンで端処理をして頂くようにお願いします🙏(しつこくてすみません…😂)

縫い代1cmに、ぐるりとパイピングテープを縫い付けました。

本体2枚とも、パイピングテープを縫い付けました。

側面と底面を縫い合わせる

本体と側面を中表に合わせて、まずは中心を2箇所、仮止めします。

中心から均等にシワが寄らないように、丁寧に仮止めしていきます。

ここで注意!あとで表へ返す返し口になるので、ファスナーは少しでも良いので、開けておきます。

側面と本体を縫い代1cmに縫い合わせました◎

そろそろ存在を忘れている頃かと思われる、内ポケットの粗ミシン糸ですが、ここで抜いておきます◎

縫い代をバイアステープで端処理する

縫い代をバイアステープで包んでいきます。

私と同じように、ラミネート生地…共布でゴム用ループ…パイピングテープを付けた方は、もの凄い厚みになっていますからね。心して16号の針を使用してくださいね。ゆっくり縫いましょう。

型紙に記載された本体周囲の長さに、バイアステープを2本カットします✄

バイアステープの縫い始めの端は1cm内側へ折っておき、中表に合わせて折り目の上を縫います。

縫い終わりは、1cm〜2cm重ねて余りをカットします。

そのままバイアステープで縫い代を包むようにして、コバステッチでバイアステープの折山を縫います。

表へ返したら…ついに、本体の完成です!💡

ショルダー紐を作る

ナスカン×2個。プラスチックアジャスター×1個を用意します。

今回は、ショルダー紐にアクリルテープを使用していきます。

ショルダー紐:①と②を用意しましたが、5歳以降のお子様へ…長さを延長する場合のみ紐②をご用意ください。

その場合、アジャスターの両側へショルダー紐を通すようにして延長してくださいね。

今回はアクリルテープでショルダー紐①のみ(長さ100cm)を使用しました🙏

生地から作る場合、裁断した横長の両端を1cm折り、初めに作ったゴム用ループのように、縦長の両端を1cm、さらに半分に折ります。

開き側を(コの字に)全てコバステッチでズレないように縫ったら、ショルダー紐の完成です◎

ショルダー紐を、ナスカンに通します。

裏側で折返し、3cm程度重なるようにして仮止めします。

裏側はこんな形です。

次に、プラスチックアジャスターへ通していきます。

写真のような山になるように、アジャスターへ通します。

次に、もう1つのナスカンへ通します。

始めとは逆に、裏側から表側へ通します。

全体がこんな形になります。

さらに、アジャスターの穴へ表から裏へ行くように通します。

折り返して、3cmほど重なるように仮止めしたら、こちらが完成形です。

裏側から見ると、こんな形に。

それぞれ、仮止めした部分を四角と☓印になるように縫います。

力がかかる所なので、なるべく重ね縫いをして補強しておきます。

完成したショルダー紐を、本体のDカンへ引っ掛けたら…完成です!✨

アジャスターで調整可能なショルダー紐が、大活躍してくれそうです✨

ご活用頂けましたら幸いです☺

ABOUT ME
やまだゆき
やまだゆき
ミシンが好きな共働き主婦
服と小物とドール服を作って遊ぶ人。
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