【大人服】ラウンド裾・背中センターボックスのTシャツ
ワンピースを作ってからというもの、自分用の服を作るのがこれほど楽しいとは!
こんなの着たいな、こんなアレンジしたいな、なんて想像を膨らませるだけでも楽しんでます(笑)
今回作ったTシャツは、なるべく私の体に合うように、肩、脇下、襟もと、バスト、ウエスト、ヒップ、とにかく測って体にそった物を作りました。
完成したものを着てみると、思わず計算通り…!って言いたくなるぴったりサイズ。
シャツを参考に、ウエストとヒップとの差分を背中のタックにしました。
洗濯したあとの型くずれを防止するため、着づらくならない程度に伸び止めテープを貼っています。(詳しくは後述を参考程度に)
この型紙をもとに、襟をボートネックにしたり、Uネックにしたり…。
型紙から作るのって、なかなかハードルが高いのですが、まずは本の通りに写して、生地で縫ってみて、実際に着てみると、ここのカーブがこうなるか!と発見を繰り返すうちに上達していくのだと思います。
服飾学校に通った経歴もない私が、教科書にしている本がこちら。
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使用した生地
使用したのは、ピンクとオートミールのリバーシブルスムースニット。
約145cm幅を、120cm使用しました。
生地を裁断
生地をA1カッターマットに広げて、すすーっと裁断。
後ろヨーク(背中の上部分)だけ、縦地を横にして裁断してます。
伸び止めテープを貼る
中温のアイロンで、上から押さえるように貼っていきます。
伸び止めはプリモアのST(ストレート)と、6TB(6°バイアス)を使用しました。
STは、伸びて欲しくないところ。(肩、ヨークの切り替え線、後ろ襟)
6TBは、多少伸ばしたいけど型くずれして欲しくないところ。(袖ぐり、袖口、裾)
伸びどめは見えないように、縫い目の内側になるように表へ貼ってます。(袖口や裾など2つ折りの箇所は裏へ)
伸び止めに関しては洋裁本にも詳しく書いておらず、いろいろ試してみた私の独学なので、参考程度に。
背中と肩をロックミシンで縫う
ハギレで糸調子を合わせたら、がーーっと縫っていきます。
いつも通り、針糸はスパン#60、ルーパー糸はポリエステルウーリー。
裁断するより縫う作業の方があっという間です。
後ろヨークを2枚、後見頃をはさんで縫います。
リバーシブルなので、表はオートミール。裏がピンクになります。
裏側はインボックスになっていて、かわいい。こっちが表側でも良さそう。
肩を中表に合わせて縫います。
が、今回はシャツと同じく後ろが2枚なので、まずは内側の後ろヨークと前見頃の肩を外表に縫います。
そしたら、表側の後ろヨークの端を1cm折り、肩の縫い目に合わせて直線縫いの端ステッチで固定します。(さらっと家庭用ミシン登場)
こんな感じに出来ました。
襟リブをつける
前と後ろを仮止めして、肩と前見頃のカーブでリブを伸ばしながら縫います。
リブの長さは、出来上がり線のつけ寸法×0.8で、出来上がりの幅は2.0cmで作りました。
娘のTシャツで何枚も練習したので、なかなか良い仕上がり。
後ろ襟ぐりの縫い代のゴロつきが気になるところですが。
市販のタコバインダー処理というのを、カバーステッチミシンで真似してみました。
薄手のフライスニットを2.5cm幅にカットして作った両折りバイアステープを、MFテープで縫い代を隠すように仮止め。
カバステミシンのチェーンステッチで両端を縫いました。
男性用Tシャツに多くみられる縫い方で、なかなかの強度。
個人的に、すごく満足です。
袖つけと脇下を縫う
左右の袖をロックミシンでつけたら、袖口から裾まで中表にガーッと縫います。
袖口と裾をカバーステッチ
カバーステッチミシン、後ろ襟ぐりでもちょこっと登場しましたが、設定はこんな感じです。
針糸はスパン#60、ルーパー糸はポリステルウーリーです。
ルーパー糸は、ウーリーだと1番テンションが弱いLが良い感じです。
縫い初めは脇の縫い目から。縫い終わりは重ね縫いをして、袖口・裾を縫ったら完成です!
完成!
完成です!平置きすると裏側のピンクが見えて可愛い。
後ろ側のタックは、裾をヒップサイズに合わせて、ウエストとの差分をタックにしました。
ひっくり返すと、こんな感じ。
裾は最後に2つ折りしたので、カーブしている分だけ端が長くなり、ぴょんと跳ねてしまいました。
先に裾を折っておいて脇を縫った方が良かったな、と。
あとは、バイアステープでふちどりするか。
もう少し丸いカーブなら、袖下から脇と裾まで端処理して、チェーンステッチで縫い合わせ、縫い代を割るのもありかも。
少しカーブしているだけでも、奥深いです。
親子でおそろいも
生地があまったので、ベビーサイズも作っておそろい!
もう少し娘が大きくなってきたら、ワンピースのおそろいも作りたいなあ。
それでは。
何かのお役に立てれば、幸いです。